【高等教育機関の質保証戦略を支援】
我が国において18歳人口が減少の一途をたどる中、近年、大学・短期大学進学率が5割を超え、これに高等専門学校と専門学校まで含めた進学率は8割弱となっており、我が国の高等教育はマーチン・トロウのいう「ユニバーサル段階」にあると言えます。トロウは、「ユニバーサル段階」においては、より広い年齢層が高等教育機関で生涯学習の機会を享受するとともに、教育を通じてどれだけの「付加価値」が形成されたのかが重要になると説いています。
これは、近年の我が国の高等教育施策でいう教育の質保証や学修成果の重視にも繋がります。高等教育の質の保証は、行政機関による設置審査や認証評価機関による評価のみならず、各高等教育機関におけるカリキュラムの策定、入学者選抜、教員や研究者の養成・処遇、教育・研究活動や組織・財務運営の状況に関する情報開示等の諸活動が有機的に連関する中で初めて実現されます。
つまり、ユニバーサル段階における我が国の高等教育機関は、教育組織を最適化し、かつ、内部質保証システムを構築・機能させることによって担保される学修成果を社会に伝え、新たなブランド力を生み出していくことが求められるのです。
株式会社USRは、このような高等教育機関における質保証戦略を支援します。